【た行】
『ダイヤモンドフレーム』
ダイヤモンドフレームとは、トップチューブ、ダウンチューブ、シートステイ、
チェーンステイの成す形が、ひし形をしているフレームのこと。
ダイヤモンドフレームは、シートチューブを境に、前と後ろに2つの三角形が
できる形になり、高い強度を得られる。
スポーツ自転車の殆どは、このダイヤモンドフレームを採用している。
『ダウンチューブ』
ダウンチューブとは、ヘッドチューブとボトムブラケットをつないでいる部分の
フレームの呼び名。
『ダイナモ』
ダイナモとは、発電機のこと。
自転車用のダイナモは、主にライトに電力を供給する為に使われています。
タイヤの側面にダイナモのローラーを押し当てて発電するタイプと、前輪のハブ部分に
ダイナモを内蔵して発電するタイプがあります。
タイヤの側面にローラーを押し当てるタイプのダイナモは、安価ですが漕ぎが
重くなってしまうのが欠点です。
ハブダイナモの方は、漕いだときに重くなるようなことは殆どありません。
ただどちらのタイプも、自転車を漕いでいるときにしか発電されないので、
信号待ちなどで止まってしまうと、電気もつかなくなってしまうのが欠点です。
『ダウンシフト』
ダウンシフトとは、低速ギア(軽いギア)に変速すること。
上り坂や発進時などは、ダウンシフトして軽いギアで漕ぐとスムーズに進めます。
『ダウンヒル(DH)』
ダウンヒル(DH)とは、下り坂のこと。主に丘や山をマウンテンバイクで下る
競技のことをいう。
山をハイスピードで下る為、自転車の軽さはそこまで大きな問題にはならず、
むしろ多少重くても、フルサスマウンテンバイク等の方がコントロールしやすいです。
『ダストキャップ』
ダストキャップとは、ほこりの侵入防止や、緩んでしまったナットの脱落防止の
ためにかぶせるキャップ。
『ダート』
ダートとは、舗装されていない荒地のこと。
ロードバイクだと、ダートを走るのは難しいです。
『ダブルサスペンション』
ダブルサスペンションとは、サスペンションが前と後ろについているタイプのこと。
ダブルサスペンションは荒地では乗り心地が良く、自転車をコントロールしやすい
ですが、ちょっと重くなるのが欠点でしょうか。
ダブルサスペンションは、別名フルサスペンションと呼ばれたりもします。
略して、ダブルサス、またはフルサス。
『ダブルデバット』
ダブルデバットとは、フレームパイプの両端部分だけ肉厚にしたもの。
力が集中的に加わる部分を肉厚にして、そのほかは薄くする事で軽量化できる。
フレームパイプの片方だけを肉厚にしたものをシングルバテッド管、全て同じ厚さの
ものをプレーン管という。
『ダンシング』
ダンシングとは、立ち漕ぎのこと。急な上り坂や強く加速するときなどに、
サドルに座らずペダルに体重をかけて漕ぐ走法。
『ダンパー』
ダンパーとは、サスペンション内にあるスプリングの、減衰力発生装置のこと。
スプリングだけだと、なかなかスプリングの伸縮が収まらない為、
スプリングの伸縮を抑制し、バイクの姿勢を早く安定させる。
『ダボ』
ダボとは、フレームに取り付けられた、泥除けやキャリアなどを装着する為の
ネジ穴の事。
ダボは、上位機種のスポーツバイクには付いてない事が多いです。
『タイコ』
タイコとは、ワイヤーをレバーに固定する際に、ワイヤーの端末につける
ストッパーの事。
見た目が太鼓のように見えるため、タイコと呼ばれるようになったようです。
『タイヤゲージ』
タイヤゲージとは、タイヤ(チューブ)の圧力が測れる測定器。
タイヤにはそれぞれ適正空気圧が設定されていているので、タイヤゲージで適正な
空気圧になっているか、確認するのが理想です。
『タイヤレバー』
タイヤレバーとは、タイヤをリムから取り外す際(または取り付ける)に
使用するレバーです。
パンク修理などの時には必須です。
タイヤレバーを使う際は、レバーとタイヤの間にチューブを挟みこまないよう
注意しておきましょう。
タイヤレバーは2〜3本あると便利です。
『タイヤパッチ』
タイヤパッチとは、パンクしたチューブの穴をふさぐ為の補修布のような物です。
基本的に、ゴムのり(接着剤)を塗ってから貼り付けるタイプが一般的ですが、
ただ単にパッチを貼り付けるだけでよいインスタントパッチもあります。
『タイラップ』
タイラップとは、ケーブルなどを束ねる使い捨てのプラスチックバンド。
タイラップは、ワイヤー、コード類を束ねたり、レースに使用するゼッケンを
止めたりと、色々便利に使える。
『たすき掛け』
たすき掛けとは、チェーンが前と後ろで斜めに掛かっている状態。
たとえば、チェーンが前ギアの最小スプロケットと、後ろギア最小スプロケットに
掛かっている場合、または、前ギアが最大スプロケット、後ろギアが最大スプロケットに
掛かっているような状態。
チェーンがたすき掛け状態になっていると、伝動効率が悪い上にスプロケットや
チェーンを磨耗しやすくなり、また、シャカシャカと音がしたりして良くありません。
たすき掛けのことを、別名クロスオーバーといったりもします。
『タケノコバネ』
タケノコバネとは、クイックシャフトなどに付いている、とぐろ上のバネの事。
形がタケノコに似ている事から、タケノコバネと呼ばれているようです。
『タンデム』
タンデムとは、2組のハンドル、サドル、ペダルが付いている2人乗り自転車。
ハンドルも2つ付いてますが、後ろのハンドルは左右に切る事はできず、
実際にステアリング操作するのは前に座っている人だけです。
運動公園などの中でレンタルしてたりします。
『タップ』
タップとは、メスネジを切る為の工具のことです。
タップでねじを切ることを、タップを立てるといいます。
タップを立てると、部品に直接ネジ穴を加工できる為、
ナットが不要になルのがメリットです。
『チェーンステー』
チェーンステーとは、フレームのボトムブラケット(BB)とリアエンド間の部分の呼び名。
マウンテンバイクなどで荒地を走る場合、チェーンが踊ってチェーンステーがキズ付く
場合があるので、心配な場合はステッカーなどで保護しておくと安心。
『チェーンリング』
チェーンリングとは、前にあるギア板のこと。
チェーンリングの中でも、一番外側の大きなギア板をアウターチェーンリング
真ん中のギア板をセンターチェーンリング
一番内側の小さなギア板をインナーチェーンリングと呼びます。
後ろのギア板はスプロケット(またはフリーホイール)と呼ぶ。
『チェーンホイール』
チェーンホイールとは、クランクとチェーンを合わせた総称。
『チェーンカバー』
チェーンカバーとは、チェーンがズボンやスカートに当たって裾が汚れたり、
ズボンの裾を巻き込んだりする事を防ぐ、カバー。
チェーンカバーは、チェーンガードやチェーンケースとも呼ばれます。
『チューブ』
チューブとは、タイヤとリムの間にいれて、空気を入れてタイヤを
膨らませるゴム製のリング状のもの。
チューブの性能でも乗り心地がかわってくるので、変更してみるのもいいかも。
『チューブレスタイヤ』
チューブレスタイヤとは、チューブを使用せずにタイヤと専用リム内壁を
直接密着させて、内部に空気をいれて使うタイヤのこと。
チューブを使わない分軽くできて、リム打ちパンクなどのリスクも減らせ、
空気圧も低く設定できるので路面とのグリップ力が増し、振動吸収性にも
優れる為乗り心地も良いです。
ただ、チューブを使った通常のタイヤよりも、空気が抜けやすいようです。
『チューブラータイヤ』
チューブラータイヤとは、タイヤの内側にチューブを包み込んで、
管状に縫い合わせたタイヤ。
リムセメントという接着剤でリムに張りつけて使う。
パンクすると修理が困難で、新しくタイヤを交換する場合も多いようです。
ロードレーサーに多く使用されてます。
『チューブラーリム』
チューブラーリムとは、チューブラータイヤ用のリム。
リムセメントを塗って、チューブラータイヤを接着して使用する。
『ツーリング』
ツーリングとは、一人、または数人で日帰り〜数日間、自転車で旅行する事。
『ディスクブレーキ』
ディスクブレーキとは、ハブに取り付けた金属製の円盤(ディスクローター)を、
両側からパッドで挟み込むタイプのブレーキ。
ディスクブレーキは、Vブレーキに比べて泥詰まりによるブレーキ力の低下を防げ、
雨の日でも安定した制動力を得られるのがメリット。
デメリットとしては、多少重くなるのと、メンテナンスが多少面倒になる事。
ディスクブレーキは、通常の街乗りではあまり必要性がないと思います。
ディスクブレーキには油圧式と、機械式があります。
『ディスクローター』
ディスクローターとは、ディスクブレーキ部品の一つで、金属製の円盤状のもの。
ディスクローターをパッドではさみ込むことで、自転車を止める。
『ディグリーザー』
ディグリーザーとは、油汚れなどを落とす脱脂剤、溶剤のこと。
チェーン部品などの洗浄に使ったりします。
『ディレイラー』
ディレイラーとは、変速機のこと。
ディレイラーには、フロントディレイラーと、リアディレイラーがある。
『デュアルコントロールレバー』
デュアルコントロールレバーとは、ブレーキレバー一本で、ブレーキとシフトチェンジが
できるシステムです。
ハンドルから手を離すことなく、常時変速およびブレーキが可能です。
『デュアルプル』
デュアルプルとは、フロントディレイラーの方式で、トッププル
(ワイヤーがシートチューブ側の上方から来る)とボトムプル
(ワイヤーがボトムブラケット側の下方から来る)のどちらにも対応できる方式のこと。
『トップチューブ』
トップチューブとは、フレームのヘッドチューブからシートチューブ上部に
つながっている部分の呼び名。
トップチューブの長さで、乗車姿勢の前傾度が結構変わってきます。
トップチューブが長すぎる場合は、ステムを短い物に変更して調整しましょう。
逆にトップチューブ長が短い場合は、ステムを長い物に変更します。
『トップギア』
トップギアとは、一番重くスピードの出るギア比のこと。
フロントのクランクスプロケットのアウターギアと、リアスプロケットの一番歯数の
少ないギアの組み合わせ。
高速で走る事ができる反面、もっとも重いので路面状況、脚力と相談して使いましょう。
『トレイル』
トレイルとは、サイクリングなどに使う山道のこと。
マウンテンバイクでは、本来、トレイルを走るのがもっとも楽しく向いている。
『トルク』
トルクとは、力・伝える強さのこと。クランクを踏み込む力や、ネジやナットを
締めこむ力といった意味で使われます。
『トルクレンチ』
トルクレンチとは、ネジやナットを締める際のトルクを計る事ができるレンチ。
ネジやナットには適正トルクがあり、締め付けが足りなければ緩んでくる
危険性があり、締め付けすぎるとネジやパーツを破損させてしまったりする
可能性がある。
トルクレンチを使うと、適正なトルクが分かるので確実。
トルクレンチで大体の感覚をつかんでおけば、トルクレンチを使わなくても
適正トルクで締め付けができるようになると思います。
『トレッド』
トレッドとは、タイヤと地面の接地面のこと。
『ドライブトレイン』
ドライブトレインとは、駆動系統のパーツの総称のこと。
ペダルやクランク、スプロケット、ディレイラーやチェーン、ボトムブラケットなど。
『ドロップハンドル』
ドロップハンドルとは、ハンドルの両端が”U”の字を横にしたような形のハンドルのこと。
ドロップハンドルは手の位置を色々と変えられ、姿勢を変えられるので長距離では
疲れにくいメリットがある反面、初心者にはとっつきにくかったり、人によっては
好みでなかったりするようです。
ドロップハンドルは、ロードバイクに使用されています。
『泥除け』
泥除けとは、タイヤが跳ね上げた泥が体に付かないようにする為のパーツ。
泥除けは、フェンダー、マッドガードと呼ばれたりもします。
泥除けは、軽量化や空気抵抗を気にするような、上位機種のバイクには
殆どつけてる人はいないみたいです。
『ドラフティング』
ドラフティングとは、空気抵抗を減らすために、前の自転車のすぐ後を走ること。
ドラフティング走行をすると、2〜3割ぐらい空気抵抗が減るようです。